IndexNo:716:社長就任18年。多くの皆さんに「感謝」です。有難うございます。
今週の切花は、中盤から晴天になり、仏花・葬儀需要も減少することなく「じり高」(価格がじりじりと高くなること)での取引が続きました。前年比で取扱単価は高く、取扱高、数量共に増加となりました。鉢物は取扱数量もようやく増加し、取扱単価も高く好調に販売でき、取扱高は前年比増となっています。6月末の取扱高ですが、前年比100%となっています。ただし、6月は販売日が1日多く、販売日数で考えると前年並みとなっています。110%の取扱高、110%の取扱数量を目指していますが、いまだに達成しておらず好調なスタートとなっている7月(販売日が1日多い)に期待しており、それに向けて努力もしている状況です。 私も5月で社長に就任して18年目を迎えることになりました。就任(38歳)から「後ろを振り向くことなく突っ走してきた18年でした」今は57歳(8月)になり、黒岩常務を専務に、三浦部長が常務になり、そして堀口・伊東課長二人が部長になったことで次の世代へのバトンタッチも考えるようになりました。私は入社時に、経理と販売ができてからこそ「経営」だと母と兄から習い、必死でそろばんと経理処理の勉強もしてきました。毎週、毎月、4半期と経理の〆をして、今の会社の状況を判断していく。そのことが金融機関の信頼を得て、会社の今があると思います。また、私は、金融機関(銀行・リース会社他)は地元を絶対に利用することにしています。確かに他県の大手さんに比べると金利面でも高い時がありますが、「地元にお金を落とす」意味でも地元企業を利用しています。 人間は、自分の責任で仕事ができた時は大きな自信がつきます。「やればできるものだ」と思い、ますます「やる気」を起こすことになるのです。このことは、神経を興奮させるアドレナリンがたくさん分泌してくることで理解できますが、その活力を引き出すように努力していかなければいけません。私が母と兄から叱られながら仕事をやらされたのも、まさにそうでした。厳しかった母の性格や優しい兄が、いつも口で云っていた「計算に強くなることが商売のはじまり」「塩の辛さはなめてみなければ分からない」「人は自分の身の回りで考え動いている」ことを考えれば、私を育てていくと云う気持ちが強かったのでしょうね。若い時の私は、そのくらいダメな人間でしたから。 その私が社長になり、今まで30の事業(経営戦略を含め)をしてきましたが、成功したのは1桁でしかありません。とにかく前進あるのみで・・・・失敗と判断したらすぐに撤退の連続でしたね。私の命令に文句を云わず付いてきてくれた社員はたまらなかったでしょう。「行け・・・行け」何か月かすると「撤退、かえって来い」・・・そして「次はこれを考えているから用意をしとけ」と・・・。社員からすると本当に迷惑な話です。でも、こうして今があるのは全て「社員・パート・アルバイト」そして取引していただいている「荷主さん・花商さん」そして「行政・金融・運送他」たくさんありすぎて言い切れません。皆さんから支えられてきた18年です。心から感謝、お礼を申し上げます。本当にありがとうございます。 |