IndexNo:718:営業の在り方を学んだこと
今週の切花は、取扱数量は前年並みという結果で残念ではありますが、取扱単価はここ2.3年でみても高い取引価格となっています。今朝、青果関係の方とお話しましたが、市場において、ピーマンをはじめとする全品目で高い価格での取引が続いており、今までの取扱高減を挽回しているとのことで、同じ生鮮品として花きと青果は同じ状況下での販売となっていることに納得しているところです。鉢物も前年比において取扱数量は減少、取扱単価は高い状況であります。鉢物の取扱数量減については、鉢物担当の社員との協議で今後の入荷予定を再確認したところです。 会社または代表者である私に訪問(営業)する方のお話をしてみましょう。このことは私自身の社員の教育の在り方について大変勉強になったことなので皆さんも考えて欲しいものです。週に10~20組位の方々が営業に来られる状況の中で、先日、生保(ジブラルタ)の方が最終の説明と契約にお見えになりました。もちろん多くのお話の中で無事に取引成約となり、社長室、事務所をあとにされ、お帰りになられました。ここまでは、普通のことでありますが、お話したいのはここからです。 ジブラルタのHさんは、市場駐車場の北側(魚市場の前)にくるまを止められ、100mくらい歩いて来られたのです。「何でそんなに遠いところに車を止めるのか」と思っていると、その日は当社の営業日であり、市場・仲卸を利用されるお客さまがいらっしゃると思って、自分は迷惑をかけないように離れたところに車を止めたとのこと。 当社は開場以来、18年目を迎えます。いままで多くのお客様や訪問される方々がいらしています。その中でも「当社の顧客に配慮された方」は初めてです。この猛暑が連続する日々が続いている中であります。勿論、ジブラルタ生命さんの社員教育のたまものでしょうし、Hさんの顧客への「謙虚さ」「想い」「配慮」に勉強させられたところです。これが、私で、当社の社員であったら如何でしょう。きっと、暑いので訪問先にいちばん近いところに車を置くに違いないでしょうね。 今回、自分では気づかない『営業の在り方』を学びました。学んでみれば、簡単にできることであるけれど、思えばそんな配慮をしたことのない事が本音であります。お客様は勿論のこと、その顧客のことを考えて営業する。このことを今後の『営業の在り方』として、基本と実践の学習にしたいと思います。有難うございました。 |