IndexNo:719:「お盆商戦予想」と「真の営業の在り方」
今週の切花、22日(月)は取扱単価も高く、取扱高・数量共に前年比増。24日(水)になると取扱高・数量共に増加したものの取扱単価は下がる。2週前のコラムで書いたように20日以降の落込みは・・・・と、26日(金)は取扱数量は増加しましたが、取扱単価、取扱高共に前年比減・安の取引となっています。24日から出張して今日に帰社しまして営業担当者に聞いてみると、ほとんどの品目で軟調・弱い取引となっており、月末を控えているので菊担当者と対策を取ったところです。お盆商戦では、大菊類で前半(来週)と後半(12日以降)に最盛期を迎えるところが多い、輸入SP菊は商社側から相対注文の6割しか揃えられないとNG。草花類、洋花類ともに減少であることで、花商の方々が欲しい5日~10日の第2週が入荷量で激減する状況です。花商としての対策として、7日までには葉持ちの良い品種はセリ、在宅、Webで購入することを薦めます。鉢物は取扱数量で減少しましたが、アンスをはじめとする夏ギフトの相対が非常に多く、取扱高・単価共に前年比で大幅増となりました。尚、苗類、草花類は弱含みの取引となっています。 先週のコラムで書いた「営業の在り方」の件で、多くの会社から問い合わせがありました。また、皆さん非常に勉強になった。営業の姿勢を見直したい。とのメールも多く頂きました。私はメールにてこんな文句を返信したところです。『目先の優しさの違いですよ』。その中で、今の世の中は本当の優しさを持っていない人が多い、私たちが日頃から実践して思っている「優しさ」とは、自分から願う、思う優しさであって、自分の利を捨てた「優しさ」ではないのです。営業は、「自分が知らない自分」という現実と「自分が知っている、知ろうとしている顧客」が居るのは当たり前で、いろいろな「しがらみ」や「欲」の中で成り立っていることは周知の事実ですね。自分にそして相手に都合の良い論理を主張しても成り立っていくのが、今の時代の営業です。 私が想う「優しさ」とは、自分と相手にいやしさがない、人・相手への「情」が不可欠だと思うのです。先を見ながら行動しても顧客に見てもらえない、理解してもらえないことが多々あっても、自分の強さの中に相手に対する「情」をもって接していく。それがいちばんなのですから。私たちが生きていく上で物や金が少々なくても生きてはいけます。ないならないなりになんとか生きていけるのです。少しだけ足りない人生の中でいちばん思うことは「人から優しくして欲しい」と「人に大事にして欲しい」ことなのです。それが両親であったり、兄弟・姉妹であったりもするし、友達や会社の仲間他・・・多くあるんですよ。だから、自分は「人に優しく」していかなければいけないのです。雑文で失礼します。 |