IndexNo:721:取扱高現況と新Web販売スタイルについて

今週の切花は、1ヶ月近く降雨がなく、連日38度近い気温も影響している状況の中で取扱数量は前年比減、取扱単価はやや安く、取扱高も減少となりました。先週のコラムで書きましたように、この猛暑の影響は盆商戦の入荷にも大きく影響しており、担当者も連日、電話・FAXやメール等で荷主の皆様方からの確実な数量を確実に把握することが大変な作業となっています。鉢物は、取扱数量は前年比増となり、取扱単価は高く、取扱高も大きく計上することができました。この3週間の鉢物での取扱高増に関しては、数ヶ月前からの計画・行動の結果だと思います。担当者諸君の今までの努力に感謝し、その成果に敬意を表したいと思います。

7月末の取扱高です。切花は108%・鉢物は98%・買付90%となり、全体で104%となっています。4月単月は買付が前年比60%となって予定通りでありましたが、切花・鉢物共に取扱高減という結果で前年比89%というスタートでしたが、ようやくこの7月で100%超えとなり、それも買付額を大きく落とした結果であり、その分に委託品が伸びる状況であるので、このまま計画通りに動いてくれればと願っています。

さて、9月から(予定)国内初のWeb販売を計画通りに実施します。従来の市場マンである営業の諸君が販売することではなく、機械セリでオペレーターの仕事がなくなった総務の女性の皆さんが販売・仕分けまで行うシステムスタイルです。「販売は営業が行う」と云う従来のスタイルを『視点を変えて』優しい女性が行います。盆商戦が終了してから本格的に作業に入り、買参人・仲卸の協力・支援をいただきながら開始しますのでご期待ください。また、私自身の足りないアタマで毎日、思考錯誤を繰り返しながら新しい販売支援システムを計画していますので重ねてご期待いただけばと思います。

8月2日は、亡き兄の命日でした。あの日の悲しさから、もう17年目を迎えることとなったのです。兄が46歳の時だったので、私は兄より11歳お兄ちゃんになってしまいました。2日の日も義姉と話して「兄貴はいつまでも若くていいね」と。兄が作り上げた都城園芸花市場ですから、これからも義姉共々守っていかなければと改めて思いました。正直、兄が生きていてくれれば、いっぱい甘えられたでしょうね。私の名を呼び捨てではなく、いつも「みきやくん」と云ってくれていた優しい兄でしたから。