IndexNo:729:宮崎中央花きのチャレンジ精神はこうある

今週の切り花は、前々年比、前年比で取扱数量は微減、取扱単価は高く好調な取引で推移しています。今週からの朝晩の冷え込みが入荷量の減少となる要因であり、とくにかすみ草をはじめとする草花類が極端に減少して、強含みの取引となっています。鉢物は、取扱数量も大幅に増加して、取扱単価も高く堅調な取引となりました。来週は、管内・岐阜・名古屋・関東等の県外商品も増加してくるので「秋商戦」も本番となります。これまでの営業諸君の動きが成果・効果・結果として、取扱数量増加に出てくるものと信じています

今日もセリにかかる草花を含んだ供給商品の少なさにクレームがあり、夏秋商品と暖地商品の入れ替わりである時期、Web販売・相対販売との関連についての問題点が出てまいりました。午後から、グリーンローズの三上社長と業務執行役員との「セリ時における商品供給のあり方」について協議をさせていただきました。三上社長には、金曜と云う忙しい日にかかわらず、私からのお願いを快諾いただいて買参側からの貴重なご意見をいただき、本当に感謝しているところでございます。また、早急に営業部会議を開催し「セリ時供給」に関しての取決めを協議・審議を行い、買参人の皆様にご報告したいと思います。

私たちの市場である宮崎中央花きは、全国の県民所得45位で平均所得額221万円の中で努力していかなければ生き残っていけません。もちろん、当社に出荷していただいている生産者(荷主)の皆様、当社で購入していただいている買参人・仲卸の皆様と、いつも相互に5対5の目線で営業・経営を考えなければいけません。今日の三上社長からのご意見を拝聴する機会をもったことで多くの問題点が出て、解決すべき事項があることも事実であると認識しています。

期限ギリギリに「特急」で仕事を間に合わせると云うのは、決して仕事が早いわけでもないし、得意技として誇れるようなものでもありません。いつも仕事が計画通りに進まない、そこで何が何でも間に合わせろと号令をかけて、「特急」で処理させていたのかもしれません。そういうことが日常化しているのは、ひと言で云えば反応が遅いからであり、答えを出す締切りが過ぎても「何とかなる」と思い始めたら「お客様を逃がしてしまう」という危険な兆候と思わなければいけません。

このような原因づくりをしている私自信が「先送り病」と云って、決済・決断の遅れなのであります。つまり、私が部下、社員への不満をもらすより、自らの反応の鈍さを反省すべきであります。明日になったら・・、この仕事が終わったら・・、次回の会議にかけてから・・等の口グセが増えてくれば結果は見えてくるでしょう。

何事に対しても「検討して連絡します」というフレーズも間違いであります。正直、そういう答えを出した時こそ、「催促なしで連絡をすることはほとんどないから」であります。今後は、「すぐに手を打たなくては」と思ったなら、あとは「走りながらでも考える」「進めながら修正していく」と云うくらいの姿勢が、宮崎中央花きの本当の『チャレンジ精神』と云えるのではないかと思います。私が改めることで・・・今からです・努力していきます・結果でお応えします。