IndexNo:731:短期的な考え方にかたよってしまうのはNG

先週の切り花は、前年比で取扱数量は月・金曜日で微減、水曜は増加となり、取扱単価は高く、一部草花以外は好調な取引で推移しています。25年度11月は月曜売り日が昨年と比べて1日少ないので、この11月は単月取扱高で前年並みという数字で推移してくれればと思っているところです。先週からの冷え込みも一昨日17日から強くなり、宮崎でも最低気温が10度となり、短い秋も終わりになりそうな気配です。鉢物は、取扱高・入荷減・単価安という先週取引の反動もあり、取扱数量は豊明買付分で増加、取扱単価は高く、好調な取引のもと、取扱高は大きく増加しました。鉢物は1週ごとに高安・増減を繰り返しているので対策を考慮し続けている中、その対策も最終調整の段階に入っているところです。

モーニングネット販売(AM8時30分~11時30分)も11月1日(金)から開始することになりました。初年度取扱高(11~3月)も2000万円を目指して総務の女性パワーで頑張っていただければと思っています。尚、来週から詳細な取引方法について「ご案内文書」を配布するので、是非ご利用いただきたく思います。また、4トントラックも追加2台購入して、配送関係も市内・県内外を含め、車両の拡大での対応ができるようになりました。

これからの宮崎中央花きの営業戦略については長期的な視野に立って考えていきます。「iPadでの機械・在宅セリシステム」開始後、6ヶ月が経ちました。大きなトラブルもなく安定したシステムを作っていただいた「明電」さんには、本当に感謝であります。その「iPad」も次の段階に入る予定で「セリシステムの一部」も変更していく考えを持っています。また、26年度4月以降に開始する「国内初の購入システム」も取り組んでいく考えの下で、荷主(生産者)・買参人・仲卸の方々のより優位な販売・仕入ができるようにして、花々に生かして頂いている私たちが一生安定した生活ができるようにしていきます。

長期的な考え方と反対語は短期的な考え方であります。短期的な考えでは目の前の問題についてだけしか考えようとしない。まず、目先の問題を解決しなければならないのは、現実でありますし、道筋が通っているだけにすべてに優先させてしまうことになりますね。「改革」とは、その部門なり、会社なりの「体質を変える」ことであって、一時的に変わったように見えてもすぐに元に戻ってしまうようなものでは困るのです。時間がかかることほど、後回しにされるのが組織の常であります。忙しい組織の中では、革新的で創造的なアイデアほど、長期的な課題として明確な効果・成果がないがゆえに先送りされ、ついには忘れ去られてしまうのです。しかし、それでは、いつまでたっても新たな革新の発想は育っていかないのです。『時間がかかるものほど、早めに手をつける』というのが、私達、会社の組織の鉄則だと思うのです。長期的に判断し行動しようとすれば、さまざまな角度から物事を見る・判断できるようにならなくてはいけません。当然、それらを費やす時間もお金も必要となりますし、長期的課題に取り組む姿勢も続けることが必要となります。当面の課題を解決するには、問題に振り回されて、現状維持に励むだけでは、社長として任務を何ら果たしている証拠にはならないのです。