IndexNo:746:26年春彼岸商戦は17日から・・・

今週の切り花は取扱数量で前年比大幅な減少となり、取扱単価は前年並み、取扱高は2割以上のダウンとなりました。原因として、大菊類の入荷減(3割減)が最大の要因として云えるようです。これは2月後半の寒気の影響で出荷遅れが続き、14日今日にようやく2L品の上級品の入荷が増加している状況です。晴天→降雨→晴天と短い周期が続いたことの影響で小売事情が厳しい中での取引が続いています。鉢物は取扱数量でやや減少して取扱高も落ちている状況です。明日からの天候は晴天が続くので切花同様に来週からの販売に期待している状況です。

今年の彼岸商戦で云えることでありますが、Web・相対は好調に販売できていますが、小売り事情の影響を受けるセリ売りでの販売が取扱高を落とす原因となっています。早朝からそして遠くからセリにお越しになる買参人の方々に販売し、「在宅セリ参加者」はおおよそ15件位でしょうか、流れは悪くないのですが、17日前はどうしても「婚礼需要」「葬儀需要」に頼らざる得ない現況が大きな課題となっています。前回の「在宅セリ」の物流が確立できれば、この問題はある程度解決できると思っているところです。

花き市場の取扱高は2つの算式があります。①前年1月~12月の取扱高②前年4月~翌年3月(決算期)の取扱高があるのですが、①では98%前後と②では予想として97%となるようです。②では昨年12月までの好調な取扱高(前年比105%)に反して、1・2月の大幅な取扱高減にて3月もこれに比例し、前年比98~97%となるようです。寒気の影響で入荷量が増減したこの3か月の産地型市場の特徴いや欠点をいかに改善していくかが当社の生き残りのポイントとなるようです。まだまだ多くの課題を解決・改善していかないと、これまでの金銭的・労力的な投資を無駄にしていくので、そうならないように情報収集と営業努力していく覚悟です。