IndexNo:755:老犬の散歩から学ぶ「父の日」

先週、今週の切花は月初めの2日(月)・4日(水)と取扱数量は増加し、取扱単価は高く、取扱高は増加となりましたが、6日(金)から今週13日(金)まで取扱数量は前年比微減となり、取扱単価は下落し、取扱高は減少となりました。小売事情・婚礼・葬儀需要が低迷して、菊類を中心にバラ・トルコ・ひまわりと潤沢に入荷している状況であります。菊類は来週から減少傾向にあり、その他の草花類も減少とのことで取扱単価も例年並みに戻ると思っています。鉢物は好調に取引できており、取扱高・数量・単価共に前年増となっています。来週は沖縄からの観葉類が本日午後に入荷していることで取扱高増も見込めそうです。

当社の裏手にある堤防沿いを散歩されている市民の方が多くいらっしゃいます。今日は、その中で年老いた犬と70代の男性の方のお話をしてみたいと思います。夕方17時~18時の間で70代男性の方が老犬を歩かせたり、時には抱っこしたりして散歩しています。動物好きな、特に犬好きな人しか理解できないかもしれませんが、その老犬は飼い主の後ろをゆっくりと歩き、歩けなくなり休憩となると「幸せな時間」なのでしょうか、シッポを左右にふりながら飼い主をジッと見つめています。微笑ましいシーンでありますが、私達、人間社会のことと比較、考えてみれば、何かしら寂しく、悲しくなりますね。

私たちの親の世代まででしょうか、家族間だったり、隣人間や職場間だったりと、人と人との繋がりを重んじてきたことは。現在は個人の自由を得ることが優先で「人の事どころでない」のが現実ですね。私を含め元気に生きている時は問題ないが、精神的に弱気になったり、身体が不調だったりするとすぐに「優しさ」を求めてしまいます。このことは私だけではないはずです。皆さんは如何ですか。人に「やさしさ」を求める前に「人や動物を大事にして優しさで接してみる」ことを率先してみれば良いと思うのです。私の父も今年で90歳になります。まだ、生きることを元気で頑張ってくれています。父がこの世に生きていなければ、私は誕生していません。こうして宮崎中央花きの社長でも居ませんし、皆さんとの接点もなかったでしょう。6月15日は「父の日」です。

「父の日」おとうさん・親父・・・・ありがとう  感謝を込めて 優しさをこめて