IndexNo:762:AIDMA(アイドマ)➡AISAS(アイサス)➡AISCEAS(アイセアス)へ

盆商戦も終盤になっての先週の切花、11日(月)・13日(水)・15日(金)と取扱数量は前年比で大幅な増加となり、取扱単価は好調に販売できたことで高く、取扱高は前年を上回りました。今週は18日(月)・20日(水)・22日(金)と先週に引き続き、好調な販売ができて菊類を中心に活発な取引ができました。取扱数量は前年比増となり、取扱単価も高く、取扱高は前年を2週続けて上回りました。8月初旬の軟調な取引での取扱高減もここ2週の販売高で前年をクリアすることになり、9月彼岸商戦にむけての活力となりそうです。鉢物は14日(木)は休市で、21日(木)は取扱数量は前年比増、取扱単価は若干の下げ、取扱高は増加となりました。

7月11日付けの「コラム」で地方の花き市場で大きな反響となった「AIDMA(アイドマ)からAISAS(アイサス)へ」の件を再度お話したいと思います。このAISASとは①Attention(注意)②Interest(興味)③Search(検索)④Action(行動して購買)⑤Share(情報共有)のことであります。アイドマとの違いは検索・購買・共有であるSASのことで、現在のスマートフォンやタブレット・PCと購入したい物を検索し、支払方法・到着日・時間まで選択して購買できるシステムであることはご存知の通りです。昨今の私達花き市場の販売の主流になりつつあるNet・Web販売は、このAISASの法則の元に成り得る手法と云えるのであります。

私自身が考える、次期の販売手段として計画を進めているのが、「AISASの法則」から一歩踏み出していく「AISCEAS(アイセアス)の法則」であります。このことはAISASにC・Comparison=比較)とE・(Examination=検討)を追加したモデルを云います。宮崎中央花きでは①コスト高による物流の変革②産地から売店への発送システムの確立③NET(Web)販売後の新規機械セリシステム④新規機械セリ販売に限定した、商品の販売手数料率引き下げの変更(思案中)・・と購入する側が多様化する今日では、そのことに対応していくシステム・物流・資金・労力が必要と成るわけで市場側も各分野に細分化したものを作らなければいけないと思っています。

Comparison=比較では「真心・情報サービスは当たり前と云う-思い込み営業を見逃さずに随時、変革していくこと」を打ち出し、Examination=検討では、花き市場の営業マネージャーは市場創造の極意の中で次期販売戦略を実践していきながら、AISCEASでの『インターネット販売の革命』をやり遂げていく所存であります。どうかご期待ください。