IndexNo:764:振り子の如く・・・お客様の為に

9月第3週となる切花市の15日(月)・19日(金)は、取扱数量は前年並み、取扱単価は高く、取扱高は増加しました。17日(水)は取扱数量で前年比10%減、取扱単価は高く、取扱高も前年並みとなりました。とくに15日(月)・19日(金)は秋彼岸需要で相対販売をはじめ活発な取引ができていました。鉢物は、取扱数量は前年並みとなりましたが取扱単価は高く、取扱高は前年比150%増となりました。切花・鉢物共に9月は好調な入荷・販売を続けられていますが、22・23日予報の台風の関係で販売「小売り事情」、生産「年末分の植え込み」が影響してくるものと思われます。

ホンダ自動車の元最高顧問の藤沢氏が社員にこんな文句を云ったそうです。「企業には必ず、振り子を振らねばならない時がある。その時は振りすぎるほど大きく振った方がいい。実はそれでちょうど良くなるのだ。」と・・。言葉を変えればこういうことなのですね。「変化に対応する、あるいは変化を求める時は思い切ってやりなさい。おそるおそるやってみるとか、最初からこのへんで結果は落ち着くだろうと決めてかかるとダメですよ。」

KAIZENと云う言葉は日本だけではなく諸外国で通用するものです。上記の「振り子を振らねばならない・・」の意味と一緒で改善は、いくらやっても改善でしかない。改善の積み重ねではなく、思い切った「改革」を狙うべきなのですね。宮崎中央花きもセリ改革を表に出してセリ50%、Web(ネット)50%と目標設定した経緯があります。当時は、地方の花き市場でipadのセリも無理ではないか、商品もろくに見ずに在宅セリで購入する花屋なんかいないだろうと云う声が多かった時代で「絶対に失敗する」というレッテルを貼られたこともありました。

今では如何でしょう。取扱数量は増加傾向にあり、取引単価も安定した価格において、生産者及び荷主の皆様に「後押し」を頂きました。また、年齢を超えて老舗、中堅、新規買参人の皆様や女性のお客様にも支持を得て「欲しい商品が確実に購入できる」「セリ時間短縮」「出張・旅行先・店舗・支店別でも購入できる」と本当に喜ばれています。本格的にIT化したセリ・Web販売システムも次のステージに進む部分と現在のシステムをより強固なものにしていく部分で、今以上に入荷量を増加させ、より多くの皆様に購入していただいてお届けできるように今後進めていく所存であります。宮崎中央花きの営業戦略は次のステージへ進みます。どうかご期待ください。