IndexNo:771:長崎県産「展示商談会」に参加して

先週12日(月)〜16(金)までの取引状況についてご報告致します。切花は菊類の入荷減において、前週と変わらずに非常に高い価格で取引されており、草花・洋花・球根類と強含みの取引が続き、各日ともに取扱数量は前年比増加、取引単価も前年を10円〜18円以上上回る価格、比例し取扱高も大幅に増加しました。鉢物も入荷量は減少したものの、取引単価は高く、取扱高も増加することになり、4月〜12月の第三四半期までの取扱高の落ち込みを少しでも取り戻せればと思っています。

先週の16日から17日にかけて、長崎県花き園芸農協の「長崎県産・展示商談会」に参加して参りました。翌日は5か所の産地視察にも行き、若い後継生産者の多さと施設の近代化に驚かされたことでもありました。長崎での生産品目は輪菊をはじめ、小菊、カーネ、バラ、草花球根、枝もの、鉢物類、洋らん類と多品目の産地として、行政のバックアップもあり、近年すごい伸びのある産地になっています。当社にも大菊をはじめ、草花・鉢物と集荷を頂いており、重要な産地として位置づけられています。

長崎といえばカーネが有名でありましたが、最近は、トルコ・バラ・ラナンキュラス・ガーベラの生産が増えており、県内各産地の全てに生産されていることも変化しつつあることだと認識したところです。この県内生産額においては宮崎県の生産額より少ないことが現状でありますが、ここ2・3年で追いつかれることは間違いのない事実であり、九州管内の主要な生産地として注目されてくると感じました。北は仙台から南は沖縄まで数十社の花き市場が集合し、展示されていた商品に注目しながら、個々の生産者やJA担当者からの説明があり取引協議に入って、各市場の取引増に繋がる商談会になったと思います。