IndexNo:773:ここまで来た水産物販売のWeb化に驚く

今週の切花、26日(月)は先週と同じく取引単価は高く、取扱高・数量共に前年比増・ 28日(水)は取扱数量で前年比微減、取扱高は前年並みとなり、30日(金)は取引単価で前年比高、取扱高・数量共に増加となっています。28日から菊類の入荷量も増加して、今日の30日は価格も前年並みと落ち着いてきました。この菊類の入荷・単価に関しては、ハウス暖房の関係で2L品が短期の出荷となり、上級品の安定した入荷には至っていかないと予想していますし、来週後半には品薄となってくるようです。また、明日からの寒波の影響も出て葬儀需要も増えてくるので計画的な仕入を行って欲しいと思っています。バラ系と一部草花は取引単価も高く、2/14フラワーバレンタインにむけて、好調に取引が続くものと思っています。鉢物は花苗を中心にラン類も強気配での取引となって取扱数量・取扱高共に前年比増となりました。

1月19日の日本経済新聞に「ITを活用した水産物流」の記事が掲載されていました。この記事については、弊社と取引のある宮崎銀行中央市場支店・支店長様から情報をいただき、会社全員で何度も読み直して、今後の物流のあり方を学習するものとなりました。

花きを含む生鮮4品であるうちの青果・水産・食肉の市場流通の中でIT化での販売はまだ数年先だと思っていました。しかし、この記事を読んでみると水産物流通業者がスマホ・パソコンを利用して、サイトで注文するシステムやアプリ(応用ソフト)を組み込んだタブレットを無償貸与して顧客との取引をしていくシステム等がありました。私が勉強になったことは「サイズ」「甘味」「辛味」「苦味」と「柔らかい」「固い」この部分をWeb上で販売していくことを見事にクリアしていること、そして、今後は商品の加工事業にもサービスを広げていくことであります。

現状では不可能とされた「水産物のWeb販売もここまで来た?」という想いもありますし、注目しなくてはいけないところは、顧客が「よく行くスーパーよりも珍しい魚が多くて楽しい」という部分です。顧客が楽しい・・楽しんで購入できるところを学んでいきたいですね。早速、来月にでも東京品川まで勉強に出向きたいと思います。

宮崎中央花きのipadによる機械セリ・在宅セリも開始して2年が経とうとしています。後進してくる花き市場や流通会社が、より良い、より使い易い、より効果的なシステムを作っていきます。いつまでも今のシステムでの販売が主流だとは思っていません。宮崎中央花きは今のシステムを利用して更なる営業活動を本気でしていかないと生き残っていかないでしょう。

来週は「飛ばないテントウ虫の利用法」についてコラムを書こうと思います。