IndexNo:775:荷主様から支え育てて戴いている

今週の切花9日(月)は、取扱数量は増加、取引単価は高く、取扱高も前年比増となりました。11日(水)・13日(金)は取扱数量で前年並み、取引単価は高く取扱高も増加になりました。2月も1月同様に取引単価は下がることなく、対前年比でも大幅な単価高になっており、鉢物は花苗を中心にラン類も強気配での取引となって取扱数量は前年並み、取引単価は高く、取扱高は前年比増となりました。

昨年末からの高価格続きで生花商も資金的に厳しくなっているのではと懸念しています。このまま3月彼岸まで続くとは思っていませんが、今までの単価に対する反動が何処かで来るものと考えられるでしょう。生産者の方々には、今は価格の高い市場への出荷がメインだと思いますが、単価下落になった時の状況を考えて計画的に地元への出荷も実施されてきた方がいいのではないでしょうか。

宮崎中央花きを含め、零細な地方市場は単価安になった時の最終処分場ではありませんし、現況の荷主様から適量のご出荷をいただいているのも事実ですし、過去の繋がりと担当者との責任(最終責任は私ですが)で販売させていただいているのです。単価高・大型市場の相場下がったからといって出荷されても責任を負えません。そのような高相場を追いかけている出荷をされている生産者が良く口にされる言葉・・・「○○市場は安い」と意見されます。私たちが普段からお付き合いしていただいている出荷者を優先することは当たり前の話ではありませんか。私は信念がありますから。

前文の内容は、某県外産地のとある出荷者との話です。途中、電話のやり取りで納得されましたが、最終的には私からお取引をお断りしました。宮崎中央花きの営業の諸君は多くの生産者や荷主の皆様から育ててもらいました。今では他市場が当社より単価高でも「この数量は出す」という中でご出荷いただいています。6000坪以上生産されている生産者の方から云われた「小倉社長、相場が高い時は宮崎中央花きが安い・・。でもな、よその市場が単価安の時に頑張って売ってくれているのが毎日の電話連絡で十分すぎるほどわかる。だからお宅とは絶対的な取引を続けたい。良い営業さんを作りましたね」と

嬉しい言葉でした。あれから11年、そのような「想い」で販売目標を決めました。今でも営業の諸君は私に付いてきてくれています。「相場が安い時こそ、生産に失敗されている時こそ、その生産者の身になって努力が見えるように販売していこうよ。」今でも目標は変わりません。その目標だけは何があっても変えられないのです。