IndexNo:776:宮崎の花を再びアピールすること

先々週の切花は16日(月)〜20日(金)共に取引単価は高く、取扱高、数量共に増加しました。先週の切花は、23日(月)は、取扱数量は増加、取引単価は高く、取扱高も前年比増と先週と同じ状況でありましたが、25日(水)は取引単価は高いものの取扱数量はやや減少し取扱高も微減、27日(金)で取扱数量で前年並み、取引単価は高く、取扱高も微増という結果になりました。鉢物も同じように取扱数量は前年並み、取引単価は高く取扱高は増加しました。

3月に入った今週は2日(月)は取扱数量は1割程減少、取引単価は高く、取扱高は増加、4日(水)・6日(金)と取扱数量は微減、取引単価は高く、取扱高は増加となりました。あいかわらず菊類が好調に販売できており、草花・洋花・球根類と堅調に販売できています。鉢物は、取扱数量は前年比50%減、取引単価は変わらず取扱高は大きく減少となりました。とくに花苗の入荷減が響いています。担当者との協議において至急、対策を取るように指示したところです。

3月彼岸状況でありますが、菊類のカジュアル品(M・S)が極端に少ないこと、これは燃料が若干下がったことで暖房を例年以上に実施したことで2L品の出荷率が多くなっていること。全国的な同じことが云えてカジュアル品の品薄感が出てくるものと思われます。小菊関係は沖縄頼みとなっていますが、やや減少傾向にあり、色別では入荷減になる品種もあるようなので全体的に菊類は早目の対応をお願いします。球根類・草花類も減少傾向にあるので注意する必要があるでしょう。何故?とメールを戴きますが、宮崎・南九州では、例年ならば、ひと雨くると春めいた陽気になりますが、今年はひと雨来て、曇天が続くので生産にも影響があるからとお答えしています。

「日本で一番早い春」を打ち出して県内外から多くの観光客を呼んだ「みやざきフラワーショー」⇒「みやざきフラワーフェスタ」も廃止となって数年が経とうとしています。また、宮崎市ら北へ20kの川南町のルピナスパークも閉鎖されて、宮崎県内で花々の見どころはほとんどなくなり、宮崎市が運営する「フローランテ宮崎」のみとなってしまいました。県行政の予算の都合もあるでしょうが、花々で生きている私たちには寂しいかぎりです。◯及び◯道路脇の花壇にも雑草が生えないよう黒い分厚いシートが置かれ、何年か前の花々で埋め尽くされた「太陽とみどりの宮崎県」も太陽?だけになりました。しかし、良いこともあります、宮崎空港は「ブーゲンビリア空港」となって県外の顧客に自慢できるようになりました。やっぱり生きた花々は美しい。

私は今後、県行政に「宮崎=花」と云う過去の華々しかった時代を再度提案したいと思っています。流通業界の中でもいちばん落ち込みが激しい花き業界を再度、活気にみちた業界に盛り上げていこうと努力していきます。観光客・県民及び消費者の方々は美しい花々を見てくれます。そのことを踏まえて動いていく所存です。注目される業界づくり、繁栄していく業界づくりにご協力・ご支援ください。代表取締役 小倉幹哉